森 咲樹の御茶BLOG「森Tea 百茶百想」アーカイブ

KUSUMI TEA”Thé vert à la fraise”②「アプガ(2)候補のみんなとオーディション期間を過ごして」

先日、アップアップガールズ(2)
オーディションの最終選考を終えました。
私は、このオーディションの
ナビゲーターをしています。
候補生たちは、
毎日のようにネット配信や
ツイッターで自己発信をしていました。
すごい審査方法だなぁと驚きつつ、
私も毎日チェックしていました。
「毎日こつこつ型オーディション」は、
私も経験したことがないので新感覚です。
私が受けてきたオーディションの数々との
ギャップを感じています。
会議室での面接や、
スタジオでの歌審査、演技審査、
その場でのオーディションしか
経験したことがないので、
常に一発勝負。
やり切れなくて後悔することもありました。
短時間…それも2、3分で
「森咲樹」というタレントを
見てもらわなきゃいけないわけですから。
自分の何が他の人より優っているのか、
短時間で伝えるのは、それはそれは難しい。
プラスα緊張で舞い上がってしまうので、
何が何だか
わからなくなってしまうこともありました…。
だからこそ、
今回の候補生のみんなが
羨ましいんです。
長時間をかけて自分を表現できるって
凄く有難いことなんですよ。
様々なミッションが出題されるし、
大変なことも多いと思う。
それに向かっていく自分の姿を
多くの方に見てもらえるのは、
更に素晴らしいことだと思うんです。
一生懸命の姿は、いつもの何百倍も、
キラキラして見えますから。
実際に、候補生達も、
それはそれはキラキラしていました。
 
候補生達にしてみれば、
ネット配信ができるのも、
ツイッターで発信できるのも、
今の時代では珍しいことではないでしょう。
もしかしたら当たり前に感じているのかと
最初は不安でした。
実際に毎日続けるのは大変なこと。
二週間以内に配信する回数や
時間は各々に任せていて、
強制されてはいない。
だからこそ言ってしまえば、
サボろうと思えばサボれる。
でもね、みんな、ほぼ毎日、
ネット配信をしていたし、
配信する度にイキイキしていきました。
二週間後の最後の放送では、
このように自分を発信できる機会を
与えて頂いて本当に有難かったと
涙する子まで居ました。
驚いちゃったんです、私。
これが、
「一生懸命の人」
なんだなって思いました。
と同時に、ホッと胸を撫で下ろしました。
こういう気持ちは忘れちゃいけないと
改めて刺激をもらいました。

最終選考は、
候補生たちにアップアップガールズ(仮)の曲を
2曲覚えてもらって、
2チームに分かれて披露をしてもらいました。
私を含めアップアップガールズ(仮)のメンバーの数人で、
ダンスレッスンをして、
候補生達にダンスを教え込んだんです。
それが、びっくりするくらい時間がなくて(笑)。
時間がない中、2曲叩き込みました。
ダンス未経験者も勿論居て、
それはそれは苦戦しました。
でも、それ以上に感じたことは、
私たち自身も、
とても勉強になるレッスンだったということ。
長年踊ってきたから慣れてしまって
流して踊っている部分もあったのかもしれません。
改めて自分のダンスと向き合う時間でもありました。
人に教えることで、再発見もありました。
 
2曲中1曲は、
少しのダンスと、立ち位置しか
つけてあげられなくて…。
でも、次の日の最終選考で披露されたときには、
みんなパーフェクトに近く出来ていたんです。
本当に驚いたと同時に、心から拍手しました。
候補生たちはお互いライバルだけど、
与えられた2曲を
みんなで作り上げる仲間でもある。
限られた時間内で、
協力してやり切ったみんなに、
もう、感無量でした。
実際に、私たちアップアップガールズ(仮)も、
ダンスレッスンの数時間後に、
イベントで初披露するという、
なんともスパルタなことが
しょっちゅうあるんです。
だから、私達のカンパニーにこれから入る候補生達には、
これは乗り越えるべき壁だったんです。
前日のダンスレッスンから
見違えるほど成長していた子もいて、
必死な瞳のギラギラ感と、
精一杯のキラキラ感が溢れていました。
 
候補生達から、
改めて初心を学んだ
オーディション期間でした。
そして、みんなのことを、
心の底から尊敬しました。
一生懸命の人は美しい。
キラキラしています。
そして、ギラギラしています。
その姿勢を自分も忘れずに、
後輩たちに負けずに
頑張っていきます。
フレッシュさには勝目ないけど、
腕相撲なら勝てる自信はある!
後輩達よ!かかってこい!
とか言って私より強人がいたら
どうしよう…。
そうしたらまた、鍛え直そう!
負けるもんか〜!!
これからも森咲樹から
目を離さないでね。