『森Tea 百茶百想」連載100回を迎えて
Bonjour! こんにちは!森咲樹です!
やってきました。100回目。
百茶百想ということで、
これまで森teaブログを通じて、
沢山のお茶と、沢山の自分と、出逢ってきました。
自分をさらけ出すのが苦手だった私も、
このブログでは、
そんな自分と正直に向き合い、
出来るだけ自分を引き出して、
伝える努力をしてきました。
と同時に、「森咲樹の文章のリズム感」も、
100回の記事を通じて、発見できたと思っています。
「森ティーの文章は読みやすいね。スッと入ってくるね。」
という言葉を、沢山の方から頂きました。
森咲樹の文章のリズム感を、
沢山の方に気に入って頂けたみたいで、
とっても嬉しかったです。
読者の皆さんからの言葉が、
私の文章を書く活力となりました。
ありがとうございました。
この森teaブログを書いていて、
自然と頻繁に出てきたキーワードが2つあります。
「家族」と「フランス」です。
森咲樹にとって、欠かせない2つの存在。
祖父母のこと、両親のこと、弟のこと、
沢山書いてきました。
家族のことが、
とても大切だということは改めて気付けたし、
感謝の気持ちは、
その時に沢山伝えるべきだと思い知ったし、
私は家族に本当に恵まれているなぁと思います。
私も将来、森家みたいな家庭を築きたいなぁ。
そして、フランスが大好きということを
沢山発信できたのも、この森teaブログ。
フランスのお茶も紹介できたし、
異文化のこと、フランス旅行のこと、
沢山書いてきましたね。
私のフランス好きに付き合ってくれた皆さん、
ありがとうございました(笑)。
これまでは、フランスのいい部分しか見てこなかった私。
でも、フランス人の友達ができたこと、
フランス旅行をしたことを、
このブログに綴ったことによって、
自分自身でも新しい発見があったし、
リアルな部分を知ったからこそ、
それを踏まえた上で、よりフランスを好きになりました。
フランス人は、ハッキリしすぎているのが、
勿論いいところでもあり、
日本人にとっては、もの凄く衝撃だと思います。
先日対談させて頂いた、
フランス人のステファン・ダントン社長も、
それはそれはハッキリと意見をおっしゃる方で、
圧倒されてしまったのが正直なところ。
でも、自分の意志を
ちゃんと持っているということでもあるので、
それをきちんと人に伝えられる姿勢は、
格好良いなと思います。
根拠がある上での主張なので、
凄く勉強熱心なところも、尊敬するポイントですよね。
ダントン社長も、
日本茶について研究を重ねてきたからこそ、
日本人の私達にあれだけ訴えることができたんだと思います。
説得力もありましたし、
私達も気付かされることが多々ありました。
フランスが大好きですが、
自国あってこそのフランスへの想いです。
お茶を通じて、自国の日本のことも、
より大切に感じることができました。
日本の「おもてなし精神」は、本当に素晴らしい。
フランスをはじめ、沢山の国を経験してきて、
日本の偉大さを改めて感じます。
宗翔さんとお仕事をさせて頂くときも、
毎回、そのおもてなしの心に感動します。
ダントン社長と、小堀宗翔さんと、森咲樹の対談のときには、
ダントン社長がフランス人ということで、
トリコロールカラー(フランスの国旗色)の
お菓子を用意して下さいました。
毎回、掛け軸も変えて下さって、
その場に応じた意味を込めて、
いつも選んで下さいます。
私が初めて宗翔さんのお点前を頂いたときには、
私のメンバーカラーである緑を基調とした
茶碗を用意して下さいました。
これは全て、私達が指定したわけではありません。
私達を迎えるに当たり、心を込めて準備してくださった、
宗翔さんのおもてなしの心です。
見習うべき美しい心ですね。
私が小学生のときに、
「佐賀のがばいばあちゃん」という本で
読書感想文を書いたことがあります。
小学生ながらに凄く印象に残った言葉があって。
「人に気付かれないのが、本当の優しさ、本当の親切。」
まさしく、おもてなしの心じゃないですか。
私がまだ小学生の時は、
「おもてなし」という言葉が流行る前だったので、
後々、がばいばあちゃんのあの言葉は、
まさしく「おもてなし」なんだとハッとしたんですよ。
100回記念ということで、
今回設けて頂いたこの対談は、
フランスと日本が大好きな私にとって、
貴重すぎるくらいの夢のような対談でした。
沢山のお茶と出会ってきた私も、
まだまだ発見することが多く、
世界は果てしなく広くて、
夢がある場所だと改めて感じました。
森ティーって普段呼ばれている私が、
ティーとteaをかけて始めたブログでしたが、
ここまで沢山のことを学び、
沢山の自分と出会えたことに、
本当に感謝感謝です。
改めて、いつも支えてくださった田原さんをはじめ、
スタッフの皆さん、ありがとうございます。
そして、いつも読んでくださった読者の皆さん、
ありがとうございました。
読者あってこその筆者です。
これからも、私は文章と向き合っていきたいと思います。
お茶の世界も、フランスという国も、
果てしなく夢がある場所ですが、
文章を書くという世界も、
私にとって夢が溢れる世界となりました。
どんな時も書き続けてきた森teaブログ、
私にとって大きな財産です。
沢山のお茶を通じて、
様々な想いを抱き、
まだ知らない自分と出会う旅を、
これからも続けていきたいと思います。
ありがとうございました。