「日本の紅茶」和紅茶「うれしの紅茶」その①
こんにちは!
最近めっきり寒くなってきましたね。
寒い冬が好きな私にとっては
ウキウキするシーズンです!(笑)
なぜ冬が好きかって?...
寒い街を切ない曲を聴いて歩くのが好きな、
ただのロマンチストだからです(笑)。
そして、寒い日に飲むロイヤルミルクティーが
この上ない美味しさだから!!
特に体が凍えそうな日は、某カフェへ駆け込んで
ロイヤルミルクティーを飲み、
心も体もあたたまる!
というのが、私の毎年の冬の楽しみです。
そういう「こだわり」、
人それぞれあるんじゃないかな?
私が大好きなロイヤルミルクティーにちなんで、
今回は紅茶の紹介をします。
紹介するのは「和紅茶」である
「うれしの紅茶」です。
以前紹介した「玉緑茶」と同じ産地、
佐賀県嬉野市原産の和紅茶で、
緑茶の製造機械を使用して
生産された紅茶なんです。
今まで紅茶をいくつか紹介してきましたが、
意外と「和紅茶」を紹介したことは
なかったんですよね!
玉緑茶とも兄弟みたいなものですし、
親しみやすいかなと思い、
紹介しようと思います!
まず「和紅茶」とは、
「日本で育った茶の樹を使い、
日本で紅茶に加工されたお茶」
のことをいいます。
日本の気候の影響を受けて育つため、
海外の茶葉と育て方が同じだとしても
日本独特の味わいになります。
玉緑茶も苦味が少なくまろやかでしたが、
この和紅茶も紅茶独特の苦味は少なく、
まろやかで少しとろみを感じます。
優しさも感じます。
海外の紅茶はどちらかというと、
紅茶独特のツンとした香りがしますよね。
果実茶だとさらに、その果実独特の
強い香りを感じたりします。
それが好きな方もいると思いますが、
苦手な方もいらっしゃるのでは?
「うれしの紅茶」は
ツンとする香りは全く感じません。
むしろ包み込んでくれるような
優しい香りです。
紅茶のキツイ香りが苦手な方も、
この和紅茶ならまろやかで飲みやすいはず。
又、砂糖を入れなくても良いと
感じるほどの甘さが
「うれしの紅茶」にはあります。
この甘さとまろやかさを
是非感じてもらいたいです!
最近では日本で生産される
「和紅茶」も根付いてきていますが、
過去に沢山の苦労があったそうです。
明治時代から「和紅茶」を生産する動きは
あったものの、
質があまり良くなかったこと、
値段が高すぎたことで、
輸出は閉ざされました。
そして、昭和46年の輸入自由化により、
完全に和紅茶の産業化に終止符が打たれます。
その約10年後に、嬉野の生産者たちが
独学で生産を再開したそうです。
今のようにインターネットも
普及していない時代だったので、
本や人から聞いた情報を頼りに
試行錯誤を繰り返しました。
でも、本もその著者が実際に
生産していたわけではなかったため、
抽象的な表現が多く、
具体的な製法はわからなかったとのこと。
青臭すぎたり、酸味が出すぎてしまったり、
なかなか納得のいく紅茶は完成せず、
苦しい数年があったそうです。
それから沢山の試行錯誤を繰り返し、
私が試飲して感じた、
まろやかさや甘みが誕生したそうです。
日本に根付いてないものを
生産することって、
どれだけ大変なんだろう。
生産者の方たちが
どれだけの汗水を流して
作り上げたんだろう。
様々な背景を私は見てきてないけれど、
大変な努力があってこその
現在なんですよね。
「和紅茶」についての歴史を調べてから、
簡単に「甘みがある」だなんて
口に出せません。
沢山の努力を経てのこの甘みだと思うと、
一口一口本当に大切に感じます。