森 咲樹の御茶BLOG「森Tea 百茶百想」アーカイブ

「優しいと言う感覚」抹茶 その①

「オレンジブロッサムティー」読んで頂き、ありがとうございます。
最近、1日が24時間では足りないと感じている毎日です。その24時間の中でどれだけ自分が自分と向き合えるかを考え、精一杯生きています。そんな毎日だからこそ、美容にも健康にも良い「オレンジブロッサムティー」を飲む意味があると思います。バタバタな毎日を送っている皆さんにも、是非飲んで欲しいです。

さて、今回のテーマはシンプルに「抹茶」です。といっても、味わうと決してシンプルではない抹茶。抹茶は苦いものだと思っていたけれど、遠州流宗家に伺った際、優子さんが入れて下さった抹茶は、スッキリとして飲みやすく、苦味というより、甘く味わい深かったんです。更に、その抹茶に「優しさ」を感じました!
今までお茶に「優しい」という感情を抱いたことがなかったので、とても不思議な感覚でした。同じ抹茶を他の人が飲んだら、きっと違う意見になっているのかもしれませんね。抹茶はただの苦いお茶ではないということを、もっと沢山の人に感じてもらいたいです。

優子さんが入れて下さった抹茶を飲ませて頂き、「人それぞれ」について私自身も色々と考えてみました。

私は、「人それぞれ」という言葉が好き。考え方が好きです。

今までの私が一番恐れていたのは、「人に嫌われること」。 いい子でいたいから、友達を失いたくないから、自分の意見を押し殺して他人の価値観に合わせて笑顔を作って生きてきました。

でもそれって違う。物凄く損なこと。
それは本当の私じゃない。そして本当の友達じゃない。

人はどうしても同意を求めたがる。特に女の子は集団意識があるから、自分と違う意見の人がいると仲間外れにしようとする。そういう考え方が、私はだめなんです。
人に嫌われるのが怖いから自分の意見を押し殺して相手に合わせる。それは上辺だけの関係にしかすぎませんよね。
でも「全てに対して反論して立ち向かえ!」というわけではないんです。 「自分をしっかり持とう!」と言いたいんです。

ここで大事なことは、「わがまま」と「人それぞれ」は違うということです。

前者は、時には人に迷惑をかけるもの。
旅行先について、パリかNYどちらがいいか多数決を取るときに、1対3でNYに決まったとしましょう。「でも私が行きたいのはパリだもん!行きたいところだって人それぞれじゃん! パリにしてよ!」というのは、単 なる自分勝手。我慢することだって必要です。

 

...To be continued(つづく)